治らない病気ではない!小児癌の治療について知っておこう。


小児癌と聞くと、それだけでも、恐ろしいと感じる親御さんは多いことでしょう。

大人でさえ、治療が難しく、副作用などに苦しむガンですから、体力のない小さな子供がかかったらと思うと、平常心ではいられません。

替われるものなら替わってあげたい、と思うのが親心。

しかし、小児癌は治らないガンではありません。

小児癌にかかると最悪な状況も覚悟しなければならないというイメージが先行していると思いますが、現在では、医療技術の進歩により、約9割が治癒すると言います。

小児癌というと、合致する骨髄を探し、小さな子供に必死の思いで骨髄移植を行うというニュースを見聞きするように、難しい治療を行うイメージがあります。

しかし、実際のところは、骨髄移植が必要となるケースは、ごくわずかで、治癒した患者さんの7割は抗がん剤を使った薬物治療だけで治っているそうです。

小児癌の治療には、寛解導入、地固め療法、維持療法と、大きく3つの段階があります。

検査で小児癌が発覚すると、すぐに入院が必要になります。

定期的に採血を行い、血液の状態に合わせ、赤血球、血小板、血しょうを選択して輸血を行っていきます。

これが、血液中と骨髄中の白血病細胞を殺すための治療であり、寛解導入治療と呼ばれています。

血小板や血しょうを輸血した場合には、咳やじんましんといったアレルギー反応が起こる場合があります。

悪さをしている白血病細胞を撃退した後は、再発の原因として残っている非活性白血病細胞を殺すための地固め療法に入ります。

点滴や注射などで抗がん剤を注入する治療になります。

副作用が強い場合も多く、小さな子供には大きな負担となるだけでなく、見守る家族にとっても辛い時期です。

しかし、この治療が上手く完了すれば、退院できます。

退院後は、定期的に外来診療を受けながら、再発防止のために薬を服用するなどの維持療法を行っていきます。

何よりお子さんの将来ある体が気になるところですが、親としては、最大限に万全の治療を受けさせたいと願うことでしょう。

そうなると、やはり治療費をいかにねん出するか、気になるとことかもしれません。

この点、国では、小児慢性特定疾患治療研究事業という制度を設けており、小児癌の場合、入院および通院の自己負担額が大幅に軽減されます。

重症患者に認定された場合は自己負担ゼロなど、子供の小児癌の治療に専念できる体制が整えられていますから、その点は安心して、お子さんに注力することができます。

お住いの地域にある保健所などが窓口になっており、医師の作成する医療意見書などの書類を付して医療給付の申請を行うことができます。